少しずつ出来ることが増えてきて、
なんでも自分でやりたくなってくる年頃なのが2歳時です。
このときは、
食事から着替えから自分でやりたがるのですが、
なかなか自分の思うようにいかず苦戦し、
うまくいかないことに腹を立てて駄々をこねたり、
途中で放り出してやめてしまうことがあります。
これでは、
やりたい気持ちが満たされず、
出来ない不甲斐なさにさいなまれ、
どうせ出来ないと最初から諦めてしまったり、
親に甘えることばかりになってしまったりすることがあります。
またこの2歳時期は、
『イヤイヤ期』と表現されることもあります。
これは、
自分でやりたい欲が満たされず、
誰かにやられてしまったり、
自分の思うようにならないことから発生しているものだと思っています。
そのため、
やりたい気持ちを損ねることなく、
最後まで自分でやりたいを遂行させてあげる手助けとして、
持ち手があって持ちやすく、
倒してこぼれる心配の少ない取っ手とストロー付きの水筒を選びました。
もともと私が完璧主義なところがあり、
なんでも先回りで対処して失敗や粗相を少なくしていたのですが、
子どもはそんな親の気持ちをよそに失敗したり、
気持ちの整理がつかずに怒りだしたりするのですよね。
そのたびに私がため息をついたり怒ったり怒鳴ったり、
そうやって私も自分の感情を爆発させて押し付けて、
当人のやる気を削いでいたようです。
当時は初めての子育てということもあり、
必死でしたので気がつきませんでしたが、
一生懸命になりすぎていたのです。
何事も完璧を求めずに、
失敗やうまくいかないことを受け入れ、
その上でどのようにしていけばよいか、
一人ひとりの子どもを見ながら、
その子にあったやり方や多様性を認めなければいけないことを学びました。
また夫の職場が遠く、
朝早くから夜遅くまで子どもと二人きりの環境でしたので、
余計にストレスが溜まっていました。
近くに頼れる人はいなかったけれど、
公共のサービスを利用するなど、
自分を大切にする時間を設ける必要がありました。
否定されるとやる気がなくなる
子どもがやってみたこと、
やることにたいして、
否定の姿勢から入らないこと、
そして
否定をしないことだと思います。
大人でもそうですが、
否定されるとやる気も削がれますし、
行動を否定されることは、
人格をも否定されているように感じてしまうことがあります。
マイナスな感情や行動は、
やられた相手の記憶に残りやすく、
その失敗したイメージや怒られたことばかりが頭に残ってしまいます。
そのため、
何が起きたとしてもまずは落ち着いて対処することです。
大抵の場合、
大人は先の見通しが立つので、
起こったことを瞬時に判断することができますが、
小さな子どもの場合、
何が起きたかも分からず、
ただ怒られた怒鳴られたという記憶だけが残ってしまいます。
そして次の行動を起こす際、
子どもなりに考えてやろうとするのですが、
先の怒られた感情に縛られて動けなくなってしまうことが多々見受けられましたので、
頭から否定することはしてはいけないことだと感じました。
親の気持ちも考える
子どものことを一番に考えることは大切なのですが、
まずは子育てをする親の気持ちを大切にする必要があると感じています。
そのために、
必ず自分の時間を作ることです。
少しの時間でも、
自分が好きなことや解放される時間を持つことで、
気持ちの整理がつくこともありますし、
余裕が生まれることで子どもに対しての接し方も変わってくると思います。
そして頼れるものは、
何でも利用してしまうことが必要だと思います。
夫がいるのであれば夫を、
同居や近くに家族がいるのであれば彼らを、
そしてシングルで子育てをしているのであれば、
ベビーシッターや保育施設などの公共のサービスを有効活用することだと思います。
金銭的な余裕がないと、
公共のサービスを利用するなど考えられないことですが、
毎日毎日子どもと二人きりの環境で居続けることほど
悪循環なことはないと今ならわか分かりますので、
難しいかもしれませんが、
子どもと離れ自分を大切にする時間を持つことが大切だと思います。
子育てを完璧にしてしまう人
私と同じような、
完璧主義、
理想主義的な人にこそ、
子どもと距離をとって、
自分を大切にする時間を設けてほしいと思っています。
完璧主義、理想主義的な人は
総じて責任感の強い人たちだと思います。
そのため、
特に自分の子どもに対して
期待や責任を大きく感じていることでしょう。
その結果、
肩に力が入りすぎてしまい
小さなことに神経質になったり、
不甲斐ない自分が許せなくなってしまったりして、
心の余裕をなくしていきます。
余裕をなくした状態で子どもに接してしまうので、
子どもの小さな失敗も許すことが出来ず、
何が起きたか分からない子どもを
頭ごなしに叱りつけてしまったり
怒鳴り付けてしまったりして、
時間が経って自分を責めてしまいます。
そんな悪循環に陥りがちです。
自分の時間を持ち、
心に余裕を取り戻すことができれば、
変えられる行動もあります。
少しでも、
愛する子どもと親との関係が良くなりますことをお祈りします。
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